長崎市北公民館についてのお問い合わせは、こちらをクリックしてください。

「What’s テルミン?ワークショップ」のお知らせ

長崎の風景がモデルとなった映画『きみの色』で、劇中に登場する電子楽器・テルミンの演奏を担当したフランス出身のテルミン奏者グレゴワール・ブランのワークショップを行います。テルミンって?電子音楽って?深くて楽しい音楽の世界にふれるワークショップです。ふるってご応募ください!

長崎の風景がモデルとなった映画『きみの色』と電子楽器「テルミン」

©2024『きみの色』製作委員会

全世界が注目するアニメーション監督山田尚子監督の待望の最新作『きみの色』。長崎の風景がモデルになったことでも話題の本作で、バンドを結成する主人公の一人はテルミンという電子楽器を演奏するという設定です。そして劇中でのテルミンの演奏部分を担当するのはフランス出身のグレゴワール・ブラン。映画の中でテルミンは重要なカギとなるのですが、その演奏に山田監督自らグレゴワールを指名し起用となりました。

今回のグレゴワール・ブランの来日では、『きみの色』にゆかりの深い長崎でもテルミンの魅力を伝えるべく、北公民館でのワークショップが開催されることとなりました。ワークショップには、現在の日本ジャズシーンを牽引するピアニスト若井優也も参加、テルミンとピアノの競演をお楽しみください。

2024年9月22日(日) 長崎市北公民館 10時30分スタート
入場無料

■お申し込みはお電話(095-845-6362)とHPで承ります。から、「What’s テルミン?ワークショップ」という件名でお名前とお電話番号をお知らせ下さい。お電話の場合もお名前と人数をお伝え下さい。

受講申し込みはこちらから!

*上記ボタンよりメールソフトがうまく立ち上がらない場合は「What’s テルミン?ワークショップ」という件名で、メール本文に ① 氏名(ふりがな)(お一人ずつ) ② 年齢(お一人ずつ) ③ ご住所(お一人ずつ) ④ 電話番号(お一人ずつ) を記載して info*nnclc.net(*を@マークに変えてください) へお申し込みください。

*応募者多数の場合は先着順となります。

**ワークショップの後には長崎県美術館でコンサートも開催!詳しくはこちら▼
【「What’s テルミン?コンサート」のお知らせ】

グレゴワール・ブラン

テルミンを用いた作品で知られるフランスの若手音楽家である氏は1920年代に伝説的なレフ・セルゲイビッチ・テルミンによって発明された非常にユニークな楽器のヨーロッパを代表する演奏者である。そのミニマルなデザインにもかかわらず、テルミンは今日に至るまで最も表現力豊かな電子楽器のひとつであり続けている。グレゴワールの音楽の旅は、幼い頃からチェロを弾き、クラシックの素養を育むことから始まり、高校時代に彼の人生を決定づけるテルミンと出会ったことがきっかけだった。名門の工学部Arts et Métiersと、IRCAMによるソルボンヌ大学の音楽応用科学の2つの修士号を取得した後、ついに音楽の道に進むことを決意する。将来有望なアーティストとして脚光を集めるグレゴワール・ブランは、世界各地へ定期的に招かれている。カナダからカザフスタンまで、クラシック・コンサート、コンテンポラリー・シアター、ダンス・パフォーマンス、レクチャー、スタジオ録音など、その活動は多岐にわたる。

若井優也

1986年名古屋市生まれ。大学入学と同時にジャズ研究会に所属し、都内のライブハウスに通いながら独学でジャズピアノを学ぶ。2005年第36回山野ビッグバンドジャズコンテストに慶應義塾大学ライトミュージックソサエティの一員として出演し、バンドで優秀賞、個人で優秀ソリスト賞を受賞。「しあわせな森のジブリ」(2010年)を皮切りにこれまでに9枚のアルバムをリリース。2016年から活動中の若井優也トリオ(w/ 楠井五月(b) & 石若駿(d))は特に多方面から大きく評価されている。現在ライブ・レコーディング・作編曲など様々なシーンで幅広く活躍中。教育活動にも力を注いでいる。また最近では椎名林檎のシングル「紅海月の夜」においてピアノを担当し大きな話題となった。趣味は囲碁、数学、競技プログラミング、焼肉

世界最古の電子楽器テルミン(Theremin)をごぞんじですか?

テルミンは1920年にロシアの物理学者レフ・テルミン博士(LevTermen; 1896-1993)によって発明された世界最古の電子楽器です。楽器に直接触れずに演奏します。垂直、水平方向に伸びたアンテナの周囲には微弱な電磁場が形成されており、アンテナに手を近づけたり遠ざけたりすることで音の高さ、大きさをそれぞれ制御します。鍵盤や指板といった、音の高さを定める基準が楽器の側に存在しないため、求める音をとり、安定させるのは困難で、独自の演奏法が要求されるため、テルミン専門の演奏家は数少ないものの、熱心な愛好家が世界中にいます。トッド・ラングレンやマーキュリー・レヴ、コーネリアス(小山田圭吾)、高野寛、今井寿などのミュージシャンにもテルミンがしばしば利用されていたり、レッド・ツェッペリンの「胸いっぱいの愛を」の間奏で使われているのもテルミンです。その魅惑のサウンドに、日本でもプロ・アマチュアの演奏家とともにファンが広がり続けています。

タイトルとURLをコピーしました